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ぶ厚い紙束をまとめて切り分ける。紙束の縁を切りそろえる。(断裁機,切り分け,縁揃え,化粧断裁)

断裁機は名前の通り、紙の束を正確に、そしてキレイに断裁するための機械です。

紙束を断裁している様子

断裁機は紙の印刷・加工現場では必需品です。

今回は、中古紙工機器の中でも需要が多い断裁機についてご案内します。
<断裁機で紙束を切り分ける様子>




◆紙束の縁を揃える際にも断裁機が活躍
紙を決まったサイズに切り分けたり、印刷物を切り分ける以外にも断裁が必要になる場面があります。

それは、製本の仕上げです。

初めて製本に挑戦される方の中には、

「同じサイズの紙束を製本すれば縁は揃うはず」と思われている方もおられます。

ですが実際は違います。

製本作業を行うと、どうしても紙の縁に不揃いなところができてしまうのです。

そこで製本後に不揃いな部分を切り落とすことで、縁をキレイに揃えるという作業を行います。

(図)製本・化粧断裁
※画像は、書籍「製本加工ハンドブック(日本印刷技術協会様 編・著)」より転載。



◆コンピュータ式の断裁機
断裁機は一見すると、上から刃物をおろして切るだけのシンプルな機械に見えますが、実はコンピュータで制御されているものが一般的です。

コンピュータが内蔵されているタイプの物は、コンピュータ式断裁機と呼ばれます。

よく行う断裁の寸法、順番、行程をコンピューターに記憶させることができ、その都度設定を行う必要がありません。

様々な断裁を行う現場では、間違いが起こりにくく、設定の手間と時間が省けますので有用です。


ただし、毎日決まった断裁作業を繰り返し行うだけ(つまり設定を変えることが少ない)なのであれば、コンピュータを内蔵していないタイプでも良いかもしれません。

当然ながら、内蔵していないタイプの方がコンピュータ式と比べて安く出回っています。



◆中古購入の場合は替え刃の有無をチェック
断裁機を中古で購入される際には、替え刃がセットで付いているかどうかもポイントになります。

断裁機の刃も消耗品ですから、替え刃が付いているに越したことはありませんよね。

中古の場合は当然ながら現行機種ではない機械が多く出回っていますので、替え刃が簡単に手に入らない場合もあります。

断裁機の中古購入する場合は替え刃の有無や、替え刃の購入が可能なのかなども問い合わせておいた方が良いでしょう。



<初心者向け中古機械販売サイト「カミカッコー」に掲載中の断裁機械一覧>
https://www.kamikako.com/list/category-manufacture/cutting/


タグ:断裁 , 製本