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プリントやチラシをページ順に重ねる機械【丁合機】


ページ順に手で重ねるなんてめんどい!

ページ順に重ねる

大量の資料を作る際に、こんな作業をやられたことはありませんか?

1、まずは、オフィスで複数ページにまたぐ資料を一ページずつ大量に印刷。
2、次に、デスクの上にページごとに印刷した紙の束を並べる。
3、これを1ページ目から順に手で重ねてから資料をホチキスで綴じる。

この作業工程の中で、(3、)の作業を自動化できるのが丁合機(ちょうあいき)です。

数人分で少ないページの資料なら、すべてを手作業でやってもよいかもしれません。

しかし、
・大人数の社内機密会議用資料
・情報を漏らしたくない新サービスや商品のチラシやパンフレット類
・学校や塾の試験用問題のプリント類
など、
「大量部数が必要なのに、機密の都合上、代行業者には頼めない。」
という物だと大変です。

丁合機があれば、作業効率を大幅にUPさせることができます。

事実、丁合機を利用しているのは印刷や製本業者に留まらず、自分たちで広告を作っている店舗やオフィス、進学塾でも使われています。


丁合機
丁合機は、丁合(ちょうあい)の名の通り、決まった順番に印刷物を重ねてくれます。


使い方はカンタン。

それぞれの棚にページごとの紙の束をセットしてボタンを押すと、各段から一枚ずつ紙を給紙して重ねて出していってくれます。

中にはページ順に重ね終わった部を少しづつずらして重ねてくれる”区分積み”まで行ってくれるものもあります。


<区分積みの様子↓>




また、中にはオプションの機械とつなぐことで、丁合済プリントをホチキス留めしてから出してくれるモノもあるんです。

このホチキス留めしてくれる機械は、「綴じ機」「ステープラー」などと呼ばれています。


<ホチキス留めの機械をつないで出している様子↓>




丁合機は、物によって段数がちがいます。

段数は10段、12段、20段などと表記されます。

1段につき1ページをセットすることになるので、この段数の数と同じページ数を一回で丁合できることになります。


<10段丁合機>

10段丁合機



<12段丁合機>

12段丁合機



<20段できるようにした丁合機(※10段丁合機+増設用丁合機)>
20段丁合機


ちなみに単体で20段搭載の物というのは、普通の丁合機では見つかりません。

上の20段の画像の通り、10段丁合機にもうひとつオプション機としてすぐ横に10段を繋げて、20ページ分を一気に行うようにするのです。


ただし、広告専門業者や新聞業者などが使う「広告専用丁合機」は、単体で20段以上搭載する物も存在します。

<広告専用丁合機(画像は21段搭載のタイプ)>

広告専用丁合機(21段)




今まで大量のプリントと手作業で戦ってこられた方。

丁合機を使えば、人手と時間が一気に節約できますので、検討されてみてはいかがでしょう。



<初心者向け中古機械販売サイト「カミカッコー」に掲載中の丁合機器一覧>
https://www.kamikako.com/list/category-others/collator/


ページ順に紙を重ねる   2014年05月29日  
タグ:丁合